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街角の「平和」切り取る 国内外の学生ら '04/8/1


 日本と米国、マケドニアの大学生や高校生ら十四人が、被爆地広島で感じた「平和」を写真に収めて三十一日、広島市中区の中央新天地集会所に持ち寄った。

 学生たちが三十日午後、インスタントカメラを持って中区の本通り商店街や平和記念公園などを歩き回り、撮影した。子どもが満面の笑みを浮かべたり、画面いっぱいに青空を写したりした六十枚。模造紙に張り付け、撮影者のコメントも添えた。

 公園内の原爆の子の像と花を撮影したマケドニア出身の大学三年アドミリム・アリーティさん(20)は「原爆で罪のない人々が今も苦しんでいるのは、民族紛争があったマケドニアも同じ。平和の尊さを発信していきたい」と話していた。

 日米文化センター(東京都)が、今年の交流プログラムとして、紛争地のマケドニアの二人を含む学生たちを招いた。一日は、中区の「原爆犠牲ヒロシマの碑」に折り鶴を手向ける。

【写真説明】街角の「平和」を収めた写真を広げ、鶴を折る参加者たち


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