平和と核廃絶の願いを多彩な作品に込めた第五十回記念広島平和美術展が三日、広島市中区大手町一丁目の県民文化センターで始まった。広島平和美術協会、中国新聞社などの主催。八日まで。
展示は絵画、彫刻、書、生け花など四百三十一点。無審査方式で、韓国や米国など海外六カ国の五十二点も含む。五十回を記念し、草創期の同展を支えた洋画家の柿手春三さんら故人の作品も特別に並べている。
同展は、第一回原水爆禁止世界大会に連帯する運動として始まった。書を出品した広島平和美術協会の河合護郎会長(75)は「核の脅威は今なお続く。本展の意味をあらためて見詰め直してほしい」と話していた。
【写真説明】平和の願いを込めた作品が並ぶ第50回記念広島平和美術展
    
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