中米のドミニカ共和国で根付いている「被爆アオギリ二世」をめぐる交流の様子を記した紀行集を、広島市の市民団体「ヒロシマ・ドミニカアオギリ平和友好の会」が発刊した。昨年の「イタリア編」に続く第二集。
被爆アオギリは復興の象徴とされ、市や市民団体が種や苗木を各地に贈っている。会によると、同国では二十一本の「二世」が育っているのを確認しているという。
「アオギリ紀行第二集」と題する紀行集では、同国に選手育成施設を持つ広島東洋カープの後援会が二〇〇〇年に贈った苗木が成長した様子を紹介。さらに、現地で栽培や普及に取り組む日本人らの手記も収めている。
A5判四十七ページ。六百円で千部発行した。ひろしま市民活動ネットワーク内のアオギリ広島事務所Tel082(299)5182。(岡田浩平)
    
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