中国新聞社
'13/8/3
米駐日大使8・6式典出席へ

 米国のジョン・ルース駐日大使が、6日に広島市で開かれる平和記念式典に政府代表として出席することが2日、関係者への取材で分かった。原爆を投下した米国の政府代表の出席は2010年から4年連続となる。ルース氏は近く離任するため最後の式典出席となり、その言動が注目される。

 ルース氏の式典出席は10、12年に続き、3回目。過去2回は被爆地で何も語らなかった。ことし3月、都内で講演した際、式典出席に関し「大きな関心を呼んだことに驚いた」と話した。

 ルース氏は9日に長崎市である平和祈念式典にも出席する方向で調整している。被爆2都市の式典出席は、今秋にも赴任する見通しの故ケネディ大統領の長女キャロライン・ケネディ氏の来年以降の出席判断にも影響を与えそうだ。(岡田浩平)


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