岸田文雄外相（広島１区）は２日の記者会見で、６日にある広島市の平和記念式典への出席を正式に表明した。９日の長崎市の平和祈念式典にも出席する。外相が両市の式典に続けて出席するのは初めて。

　岸田氏は「広島、長崎の惨禍を世代と国境を超えて語り継ぐという、わが国の使命にしっかり取り組みたい」と強調した。

　６日の式典後に開かれる広島市主催の「被爆者代表から要望を聞く会」への出欠は「調整中」と述べた。広島の被爆者７団体は「非核外交」の矛盾をただすとして、岸田氏の出席を要請している。