中国新聞社
'13/8/7
地方紙記者、ヒロシマ発信 広島市の講座受講した9人が遺族たち取材

 広島市の「ヒロシマ講座」を受講する各地の地方紙の若手記者が、平和記念式典などを取材、各紙に原稿を送った。

 23〜36歳の9人は未明から、平和記念公園一帯で被爆者や遺族に話し掛けた。うち神戸新聞社(神戸市)の小川晶記者(32)は、兵庫県の遺族代表の関谷哲由さん(69)=神戸市須磨区=を取材。爆心地近くで被爆し、1987年にがんで72歳で亡くなった関谷さんの父清さんの生涯を夕刊用の記事にまとめた。

 小川記者は「慰霊碑への献花の列が途切れず、被爆者や関係者の多さを実感した。当時の記憶を次代に伝えたい」と話していた。(山瀬隆弘)

【写真説明】原爆慰霊碑の前で、関谷さん(左)を取材する小川記者



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