■和解の心 共有
核兵器を廃絶した南アフリカと開発疑惑が持たれているイランを訪ねた第一陣。南アでは到着初日から、首都プレトリア市街の公園であった市民交流会に参加し、原爆写真を示しながら広島の被害実態と平和への願いを伝えた。右3人目から津谷さん、藤本さん、寺本さん、小山さん。白人による有色人種隔離政策(アパルトヘイト)を撤廃し、「和解の心」を新しい国づくりの指針にする人々から、「ヒロシマ」の訴えは強い共感を得た。イランでは核問題関連の交流は許可されなかったが、毒ガス被害者らと交流を深めた(3月27日、撮影・岡田浩一)
▼メンバー 被爆者 寺本貴司(70)=広島県大野町△薬剤師 津谷静子(49)=広島市東区△広島経済大助教授 藤本義彦(40)=同市西区△広島外語専門学校生 小山顕(25)=同市東区△津田塾大4年 荊尾遥(22)=東京都小平市、広島市安佐北区出身(敬称略)
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