■対話の時代へ
核保有国のフランスと英国、そして列車爆破テロ(昨年3月)で多数の犠牲者を出したスペインを巡った第三陣。英コベントリー市では、1940年のドイツ軍の空爆で破壊されたコベントリー大聖堂跡で、生存者(手前後ろ向き)から当時の様子を聞いた。右から山田さん、石原さん、花房さん、野上さん、細川さん。「国際平和都市」を目指す同市のように、英国には地道に反核・平和運動に取り組む自治体や市民が少なくない。「核抑止力」を信じるフランスの壁は厚かったが、スペインでは国内・国際テロを教訓に、「暴力」ではなく「対話」を求める声が圧倒的だった(7月15日、撮影・田中慎二)
▼メンバー 被爆者 細川浩史(76)=広島市中区▽胎内被爆者 石原智子(58)=同市安佐南区▽英国ブラッドフォード大大学院生 野上由美子(31)=ブラッドフォード市、広島市安佐北区出身、▽社会福祉士 山田裕基(27)=廿日市市▽筑波大1年 花房加奈(19)=茨城県つくば市、広島市中区出身(敬称略)
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