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■特集 米国編 核戦略の現状と展望
「核態勢の見直し」の中身 兵器の垣根あいまいに '05/5/30

 「核態勢の見直し(NPR)」では、戦略計画を冷戦当時の核攻撃への反撃能力から、テロリストや「ならず者国家」による「不測の事態」を抑止して、米国と同盟、友好国を守る能力へと変更した。

 これに伴い、大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、戦略爆撃機というこれまでの運搬手段である戦略核体制の「三本柱」は残しながらも、新しい三本柱の確立を主張する。

 具体的には@核兵器と非核兵器による攻撃的打撃力システムAミサイル攻撃に対する防衛システムB核兵器の開発、改良、生産などの基盤整備―の確立である。

 核兵器と非核兵器の統合運用は、両者の垣根をあいまいにする点で危険視する声が高い。

 核兵器開発では、地中深くに設けられた標的を破壊する地中貫通型核兵器、いわゆる「バンカーバスター」を重要視。水爆の起爆装置となるプルトニウム・ピットの生産体制整備や、核実験の再開準備期間も大幅な短縮を目指す。

 また、核兵器の攻撃対象国として中国、ロシア、イラク、北朝鮮、イラン、リビア、シリアの計七カ国を具体的に挙げた。


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