関連ニュース
米高校生10人が祈りの千羽鶴 '04/7/27

 姉妹都市の岐阜県高山市との交流のため来日している米デンバー市の七高校の生徒十人が二十六日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。

 原爆資料館の畑口実館長の案内で、まず原爆ドームを見学。続いて、持参した千羽鶴を公園内の原爆の子の像に手向けた。

 高校生たちは地元の人たちに平和へのメッセージを紙に書いてもらうよう呼び掛け、集まった紙で鶴を折った。メッセージは英語や日本語で「Peace forever(永遠の平和を)」「平和」などと書いてある。

 十人は続いて資料館も見学した。白血病のため十二歳で亡くなった佐々木禎子さんの劇を授業で演じたことがあるというステファニー・シモンさん(14)は「原爆投下はフェアじゃないと思う。ここで見た悲惨な被害を忘れず、世界平和のためにどうすべきかを考えたい」と話していた。

【写真説明】原爆の子の像に千羽鶴をささげるデンバーの高校生たち。右端は畑口館長


MenuTopBackNextLast

ホーム