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真宗大谷派、20年ぶり平和公園法要 '04/7/27

 真宗大谷派(本山・東本願寺)は二十六日、広島市中区の平和記念公園で「非戦・平和法要inヒロシマ」を開き、原爆犠牲者の冥福を祈った。

 門徒、一般参拝者を含め三百五十人が出席。大谷暢顕門主や本山関係者らが原爆慰霊碑に献花した。この後、原爆供養塔の前で法要を営み、念仏を唱えて犠牲者を追悼するとともに、平和への思いを新たにした。

 続いて、被爆者で元大谷大学長の西願寺(西城町)住職、寺川俊昭さん(75)が記念講演し、「亡くなった被爆者の霊を慰めるだけでなく、人間が知恵を傾けて造った核が、人間を殺すために使われたという事実を直視してほしい」と呼び掛けた。

 非戦・平和法要は、イラクなど各地の戦争や紛争で死傷者が相次いでいる現実を踏まえ、本山の法要儀式に携わる僧侶でつくる全国准堂衆会(八百人)が企画した。平和記念公園内での同派の法要は二十年ぶり。

【写真説明】原爆供養塔前での法要で、焼香して手を合わせる大谷門主(右)


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