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世界平和の在り方学ぶ 広島市立大が集中講座 '04/7/29

 国内外の学生が参加する夏期集中講座「ヒロシマと平和」が二十八日、安佐南区の市立大で始まった。八月七日まで、すべて英語の講義やフィールドワークなどを通じ、原爆被害の実態や世界平和の在り方について学ぶ。

 市立大国際学部の学生を中心に国内の二十五人と、市立大の募集に応じた米国やドイツ、ウガンダなど八カ国の学生二十五人が参加。初日の午後にあった講義「文化間の誤解」では、十グループに分かれて討議した。

 集中講座は昨年に続き二回目。市立大教授ら十一人が講師を務める。期間中、中区の平和記念公園や原爆資料館を見学し、被爆者の証言を聞く。八月六日には平和記念式典に参列する。

 アフガニスタン出身で英国の大学院生マスイ・ノアさん(25)は「米国などの空爆で故郷の実家は全壊したが、原爆から立ち直った広島に勇気をもらった」と話し、初めて参列することになる平和記念式典に関心を寄せていた。

【写真説明】グループ討議する国内外の学生たち


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