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被爆三世 祈りの写真展 '04/7/30

 赤阪さん イラク戦争契機、8・6式典撮影

 広島市出身で被爆三世の写真家赤阪陽子さん(25)=大阪市=が平和記念公園(中区)一帯の写真などで平和の大切さを訴える「祈り展」が29日、知人が経営する宮島町のギャラリー宮郷で始まった。8月3日まで。無料。

 平和記念式典の会場に並べられたキクの花、青空の下の原爆の子の像、夕日の中の原爆ドームなどをテーマにした写真と「祈」の字の書など計十八点を展示している。

 三年前まで広島市や廿日市市で暮らした。あらためて原爆を意識したのはイラク戦争の後だ。昨年の八月六日、モンゴルから訪ねてきた知人と初めて式典に参列し、レンズを向けた。

 一輪一輪のキクの花に、犠牲者への鎮魂と平和の願いを強く感じたという。「作品を見て、近くの人に優しくしようと思ってもらえればうれしい」と話す。

 赤阪さんは八月一日午後一時半から、同ギャラリーで平和イベント「満月の会」も開く。廿日市市在住の被爆者森永ヨシヱさんの証言、山陽女学園高等部のモンゴル留学生たちの歌「ヒロシマの折り鶴」などがある。同ギャラリーTEL0829(44)2608。

【写真説明】平和記念公園一帯を写した写真などを通し平和を訴える赤阪さん


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