関連ニュース
「ヒロシマ講座」始まる '04/7/30

 国内の7記者参加 原爆資料館を見学

 全国の地方紙、ブロック紙の記者たちを被爆地広島に招き、原爆・平和問題を取材、発信してもらう広島市の国内ジャーナリスト研修「ヒロシマ講座」が二十九日始まった。

 新聞七社から記者や論説委員の七人が参加した。中区の原爆資料館東館での開講式で、市の及川享・平和推進担当課長が「被爆者の平均年齢は七十歳を超えている。原爆被害の風化や、若者たちの平和意識の低下を食い止める必要がある」とあいさつ。記者たちはその後、原爆資料館を高野和彦副館長の案内で見て回った。

 八月七日までの十日間、被爆者から証言を聞き、六日の平和記念式典などを取材。それぞれの紙面で報道してもらう。

 参加者の中で最も若い中日新聞長野支局の上野実輝彦記者(25)は「原爆・平和問題を積極的に学ぶことが少なくなっていると感じる。その理由を考えながら取材したい」と意気込んでいた。

 講座は今年で三回目。昨年も七人が参加している。

【写真説明】原爆資料館で高野副館長(左から3人目)の説明を聞く記者たち


MenuTopBackNextLast

ホーム