尾道市と向島町の被爆者らでつくる尾道地区原爆被害者の会(岡田進会長)と明るい社会づくり尾道市協議会(木曽真理行会長)が三十一日、同市東尾道の原爆死没者慰霊碑や周辺を清掃した。
両団体の会員約五十人が早朝から作業。慰霊碑にホースで水をかけてブラシで汚れを落とし、原爆死没者名簿を納める石室をぞうきんでふいてきれいにした。隣接する公園の雑草を刈り、落ち葉やごみを拾い集めた。
清掃活動は、碑が建てられた一九八八年以降、毎年続けている。六日の「原爆の日」に慰霊祭を営み、この一年に亡くなった十六人を書き加えた二百九十二人の原爆死没者名簿を奉納し、広島市の方角に向かって黙とうする。
【写真説明】水をかけて慰霊碑の汚れを洗い落とす参加者
    
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