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東広島で原爆慰霊式 新たに62人の名簿奉納 '04/8/2

 東広島市原爆死没者慰霊式が一日、同市八本松南二丁目の福祉センター「松翠苑」であった。台風の影響で会場を庭の慰霊碑前からホールに移して実施。被爆者、遺族ら約百人が出席した。

 この一年間で亡くなった市内の原爆死没者六十二人の名簿を奉納。主催した市原爆被害者の会の木村孝義会長(74)が「生きている限り反核平和の運動を高めるとともに、次代を担う被爆二世の会の結成を急ぎたい」とあいさつした。

 その後、参列者が次々と献花=写真。全員で「ひろしま平和の歌」を合唱した。学徒動員の建物疎開作業で広島市立第一高女生だった妹を失い、自らも被爆した八本松町飯田の香川幸子さん(76)は「当時の惨状を思い出すと、涙が出る。二度と繰返さないで」と目頭を押さえていた。


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