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平和憲法堅持訴え 原水禁・協系広島大会が幕 '04/8/7

 原水禁国民会議系の被爆59周年原水爆禁止世界大会広島大会と、日本原水協系の原水爆禁止2004年世界大会広島は六日、広島市中区でそれぞれ、まとめ集会や閉会総会を開き、三日間の日程を終えた。

 県民文化センターであった原水禁系のまとめ集会には約六百五十人が参加した。イラク戦争の取材を続けるフォトジャーナリストの豊田直巳氏(48)が現地情勢を説明し、戦争を支持した日本政府を批判。「これ以上、戦争の犠牲者をつくってはならない」と訴えた。

 四日から始まった広島大会での討議内容の報告に続き、米国の核政策転換や北朝鮮の核問題の平和的解決、憲法改正反対、被爆者援護の充実を求めるヒロシマ・アピールを採択した。

 原水協系の閉会総会は県立総合体育館であり、約七千八百人が参加。元国際司法裁判所副所長のクリストファー・ウィラマントリ氏は「人類が核を廃絶しなければ、核兵器が人類を滅亡させることになる」と警告した。

 米国や韓国、英国の平和運動家たちは、戦争放棄を定めた日本の憲法九条の意義を訴え、イラク戦争を進めた米英両国の責任を追及。最後に、非核三原則の厳守などを日本政府に求める広島決議を採択した。


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