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折り鶴10万羽が集合 '05/8/3

 ▽5県リレー広島終着

 核兵器廃絶を呼び掛け、市民に鶴を折ってもらいながら中国地方を巡る「折り鶴・ピースバトン60」が二日、ゴールの県庁前に到着した。被爆六十年の節目に世界平和の実現を幅広くアピールするため、中国五県の連合が初めて取り組んだ。

 県庁玄関前であった到着式には、藤田雄山知事ら約二百人が出席。連合山口の長嶺平治会長から折り鶴を受け取った連合広島の宮地稔会長は「五月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議は失敗したが、(次回の再検討会議がある)五年後をめざし、運動をどう構築するかが大切だ」とあいさつした。

 ピースバトンは七月十三日に岡山県庁前を出発。鳥取、島根、山口の各県をリレーした。集まった約十万羽の折り鶴は中区で四日に開く平和ヒロシマ大会で披露し、六日前後に平和記念公園内の「原爆の子の像」に手向ける。

【写真説明】中国地方で集めた折り鶴を携え、県庁前に到着した長嶺会長(左から3人目)ら


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