百十二カ国・地域の千八十都市が加盟する平和市長会議の第六回総会が四日、広島市中区の広島国際会議場で開幕する。参加する市長らは三日、相次ぎ広島入りした。
六日まで三日間の総会には、海外五十九都市二団体と国内四十自治体の代表をはじめ、今回から正式参加となる各国の駐日大使や非政府組織(NGO)も含め、総勢二百七十五人が出席する。テーマは「核兵器廃絶に向けた都市の役割と取り組み―2020年の核兵器廃絶を目指して」。核軍縮の流れに逆行する世界情勢の下、平和市長会議が提唱してきた「核兵器廃絶のための緊急行動(2020ビジョン)」の再構築などを柱に、全体会議や分科会で議論する。
三日午後、JR広島駅(南区)に到着したベルギーの首都ブリュッセル市イクセル区のジャンピエール・ブールオン副首長(60)は「ほかの市長たちと力を合わせ、平和のために変化をもたらしたい」と述べた。
    
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