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名選手、よみがえる勇姿 マツダスタジアムでレリーフ第1弾除幕 '10/4/4


 広島東洋カープの名選手を記憶に刻むキャンペーン「カープの星」(中国新聞社主催)のレリーフ第1弾の除幕式が3日、マツダスタジアム(広島市南区)であった。永久欠番の衣笠祥雄さん(63)、山本浩二さん(63)と、球団創設期の1950年代に活躍した3選手の計5人の勇姿が銅板でよみがえった。

 巨人戦を控えたグラウンドに、川本一之社長の先導で、衣笠さん、山本さん、元内野手の藤井弘さん(74)、故白石勝巳さんの妻玉江さん(84)、故長谷川良平さんの孫向井うららさん(19)が登場。レリーフを除幕すると、スタンドのファンから拍手がわき起こった。

 縦46センチ、横32センチの銅板には、栄光の瞬間が刻まれている。2131連続試合出場の世界新記録を達成した時の姿が描かれた衣笠さんは「当時を思い出す」。リーグ初優勝(75年)の胴上げシーンが刻まれた山本さんは「生涯残る思い出」と喜びを語った。

 2人のレリーフは近く、球場内のコンコースに飾られる。50年代の星の3枚は早速、大型スロープの柱に取り付けられ、ファンが撮影していた。今夏までに残る14選手のレリーフも、大型スロープに掲げる。(松本大典)

【写真説明】ファンが見守る中、レリーフを除幕する左から向井さん、藤井さん、川本社長、白石さん、衣笠さん、山本さん(撮影・室井靖司)



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