広島東洋カープの歴代スター19選手のレリーフを広島市南区のマツダスタジアムに掲げるキャンペーン「カープの星」(中国新聞社主催)で、第2弾となる1960年代に活躍した3選手の除幕式が29日あった。
ファン投票で選ばれた古葉竹識さん(74)、安仁屋宗八さん(65)、山本一義さん(71)。この日の横浜戦の試合前にセレモニーがあり、3人はそろってグラウンドに立ち、選手時代の勇姿を描いた縦46センチ、横32センチのレリーフを披露した。
スタンドから大きな拍手を浴びた古葉さんは「現役時代を思い出し、足が震えている」と感激。安仁屋さんは「もう一回ユニホームを着て投げてみたい」と語った。山本さんも「弱い時代で申し訳なかった」と、当時のファンの支えに感謝を込めた。
レリーフは試合中に球場の大型スロープの柱に取り付けられた。セレモニー前には、球場内の中国新聞ボールパークステーションで3人のトークイベントもあり、当時のチームの裏話などを披露し、ファンを喜ばせていた。(松本大典)
【写真説明】レリーフを除幕する左から古葉さん、安仁屋さん、山本さん(撮影・坂田一浩)
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