創設60周年を迎えた広島東洋カープの歴代スター選手を顕彰するキャンペーン「カープの星」(中国新聞社主催)で、1980年代に活躍した故津田恒美さん、高橋慶彦さん(53)、達川光男さん(54)のレリーフ除幕式が19日、広島市南区のマツダスタジアムであった。
ヤクルト戦前の式典で、93年に32歳で病死した津田さんの妻晃代(てるよ)さん(46)=熊本市=が「とても光栄です」とあいさつ。達川さんは「たくさん勝った時代のキャッチャーだから選んでもらえた。勝つことがファンの一番の喜び」とスタンドを沸かせた。
ロッテ2軍監督の高橋さんはバックスクリーンに録画で登場し「カープに育ててもらった。広島の野球が僕の基本」と感謝した。高橋さんのレリーフは、広島カープOB会会長で「カープの星」選考委員長の長谷部稔さん(78)が披露した。
銅板のレリーフはスロープの支柱に設置された。(松本大典)
【写真説明】レリーフを除幕する左から津田さん、長谷部さん、達川さん(撮影・藤井康正)
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