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特集 「被爆60年 被爆者・若者アンケート」

 第3部 追体験 (2005.7.25〜7.31)

原爆投下から六十年。被爆者の平均年齢は七十三歳を超え、その肉声を直接耳にする機会は少しずつ減ろうとしている。あの日の体験を世代を超えて伝え、そうして被爆地全体の記憶として刻み共有する。急がなければと焦る被爆者、受け止める難しさに戸惑う若者たち…。歳月を重ねるごとに困難さを増す体験継承の営みを追う。(担当 宮崎智三、桜井邦彦、門脇正樹、加納亜弥)

 向き合う母と子 断片たぐり「あの日」共有
 翌日の死 聞きそびれた苦悩 訪ね
 伝言のとうろう 受け取った「家族愛」
 きずなの調べ 女学生のピアノ再び
 写真の向こうに 物言わぬ少年の背中
 CGの空気感 元住民と「被爆前」再現
 もどかしい 惨状伝わらない悔しさ

 第2部 聞こえなかった原爆 (2005.7.17〜7.21)

六十年前、未曾有の被害をもたらした原爆。そのすさまじい音が、聞こえなかった人たちがいる。静寂の中、想像を絶する光景を記憶に刻んだ被爆ろう者は、言葉で体験を伝えられないもどかしさを抱えながら、戦後を生きてきた。広島で原爆の威力にさらされた約百四十人(「被爆ろう者を偲(しの)ぶ会」調べ)のろう者も今は五十人足らずになった。手話通訳者を介し、あの日をたどる。(担当 野崎建一郎、木ノ元陽子)

■特集■ 伝えたい 募るもどかしさ
 空白の10年間 高夫 勝己さん(74)
 母の悲しみ 松下キリノさん(83)
 生きる試練 不破 貫二さん(75)
 夫婦で分かつ 井上 常盤さん(78)
 先輩の遺言 吉上 巌さん(71)

 第1部 原爆小頭症患者は今 (2005.7.10〜7.15)

妊娠初期の胎内で強い放射線を浴びると、頭囲が小さく生まれ、知的・身体障害を伴う場合がある。「原爆小頭症」と呼ばれる。厚生労働省が認定する患者数は、全国で二十二人(二〇〇三年度末)。周囲の理解を求めながらも偏見を恐れ、社会の片隅を生きてきた患者や家族が多い。あの日から六十年。被爆地に刻みこまれた記憶が薄れないうちに、被爆体験を次世代が継承していくために、まず、ある小頭症患者の軌跡をたどる。(担当 門脇正樹)

 母と娘 一秒でも長く生きたい
 誕生 新たな命貫いた放射線
 距離 遠い被爆地 疎外感募る
 出会い 「きのこ会」悩み分かつ
 終身保障 支える親に老いの現実
「ヒロシマ60年 記憶を刻む」

原爆・平和
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