核兵器廃絶を訴えて被爆地を目指す日本原水協などの「国民平和大行進」の六つのコースの参加者が四日、広島市中区の平和記念公園に相次ぎ到着した。
東京からの二コースと沖縄、長崎、徳島、富山を出発した各コースの計約六百人。東京の第五福竜丸展示館から約千三百キロの全行程を、九十一日間で歩いた志谷泰雄さん(67)=松江市=は「兵庫県で体調を崩し、挫折しそうになったが仲間の支えで達成できた。核廃絶の訴えを広げる決意を新たにした」と話していた。
国民平和大行進は一九五八年から毎年行われ、五十回目。