中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索
被爆の惨劇に目を留めて 東広島市役所で原爆展 '08/8/6

 東広島市原爆被爆資料保存推進協議会が五日、市原爆展を市役所本館一階ロビーで始めた。

 多くの市民に被爆の実態を知ってもらおうと、八本松南の原爆資料常設展示室に置いている中の約八十点を展示した。八日まで。

 熱線で溶けた青銅製の馬の置物や、被爆した中学生のちぎれた制服のズボンなどをケースに並べた。被爆後に国立広島療養所(現・東広島医療センター)に入院していた詩人峠三吉の書簡のコピーも公開している。全身をやけどした男性の写真を見た福岡県の大学二年有田竜章さん(19)は「自分がもし当事者なら、とても耐えられない」と言い、八本松南の会社員秋月久美子さん(60)も「ものすごい惨劇が伝わる」と話していた。(治徳貴子)

【写真説明】被爆の惨状を伝える資料を集めた原爆展


MenuTopBackNextLast