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交換留学生が心込め折り鶴 呉 '09/7/29

 呉市の友好都市、米国ブレマトン市から交換留学で呉市を訪れている高校生3人が28日、市内のビュー・ポートくれで折り鶴を折った。8月6日に広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆の子の像にささげる。

 3人は、国際ソロプチミスト呉(佐伯亮子会長)のメンバーたち12人から平和を象徴する折り鶴の意味や折り方を聞き、約1時間で計約50羽を折った。ジャン・ホーバスさん(18)は「平和のシンボルを折ったことで、平和を望む気持ちが強くなった」と話していた。

 親善を深め、米国の高校生に原爆の悲惨さを学んでもらおうと国際ソロプチミスト呉が毎年実施し、今年で6回目。原爆の子の像には、メンバーが事前に折った鶴と合わせて約3千羽をささげる。アーリザ・ウガリノさん(17)は「当日は、戦争の悲惨さを忘れないため被爆者について考える」と話していた。(根石大輔)

【写真説明】真剣な顔で折り鶴を折るブレマトン市の3人の高校生


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