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井口高生、原爆の詩朗読 31日原爆資料館東館 '09/7/31

 広島市西区の井口高の放送部員が31日午後6時、中区の原爆資料館東館である朗読会「ヒロシマを朗読する」で原爆詩を披露する。主催は、ひろしま音読の会(森岡三恵代表、20人)。部員は、被爆の惨状をうたった故大平数子さんの詩集「少年のひろしま」から抜粋した詩に挑む。

 30日のリハーサルに2年生5人が参加。アナウンサーや司会者、演劇関係者でつくる音読の会のメンバーから、舞台での姿勢や間合いの取り方などの助言を受けた。高宮一成さん(17)は「詩からイメージを膨らませて伝えたい」と意気込む。

 朗読会は2001年から毎夏、音読の会が主催。被爆体験の継承を目的に05年以降は高校の放送部や演劇部が参加している。今回、音読の会のメンバー11人は原民喜の「永遠のみどり」、栗原貞子さんの短歌などを朗読。秋葉忠利市長が初めて出演し、峠三吉の「原爆詩集」の「序」を披露する。無料。(川上裕)

【写真説明】リハーサルで原爆詩を朗読する井口高放送部の生徒


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