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平和への願い灯籠に込め 6日、三次・三良坂原爆犠牲者を追悼 '09/8/5

 原爆の日の6日朝、三次市三良坂町の三良坂平和公園で、原爆・戦争犠牲者を追悼する集いが開かれる。同日夜には平和の集いもあり、灯籠(とうろう)の光に照らされた中、コンサートなどが催される。

 午前8時からの追悼の集いは、三良坂平和を願う会(湯免龍夫会長)が主催。広島市への原爆投下時刻に合わせて黙とうし、この1年間に亡くなった三良坂町内の被爆者の名前を加えた原爆死没者名簿を「母と子―わたす像」にささげる。

 市が開く平和の集いは午後6時から8時40分まで。灯籠は、市民らがメッセージを書いた縦28センチ、横75センチの和紙千枚近くを四角形の枠に設置する。「友だち」と書いて複数の手形を押したり、畑一面のヒマワリを描いたりと、それぞれの平和への願いを込めた。

 灯籠には、平和記念公園(広島市中区)の平和の灯から採った火を点火。熊野町出身の姉妹デュオ「Mebius(メビウス)」などによる平和コンサートもある。市三良坂支所Tel0824(44)3111。(桜井邦彦)

【写真説明】灯籠に寄せられた市民のメッセージ


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