広島市の秋葉忠利市長は６日夜、平和記念公園（中区）で英文の平和宣言を読んだ。ライトアップされた原爆ドームと元安川のとうろう流しをバックにインターネットで世界に向けて生中継し、核兵器廃絶を世界に呼び掛けた。

　平和記念式典終了から半日余りが過ぎた午後１０時１５分。原爆ドーム対岸の川辺に設けた舞台で、秋葉市長が、オバマ米大統領の支持と、核兵器廃絶を願う市民の力の結集を訴える宣言を読み上げた。

　夜の平和宣言は、広島市のＮＰＯ法人「ＡＮＴ―Ｈｉｒｏｓｈｉｍａ」などの市民有志が提案し、市が実施した。会場には日本語訳を映すスクリーンが設けられ、市民が見守った。（水川恭輔）