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原水禁・協 世界大会が閉幕 '09/8/10

 日本原水協などと原水禁国民会議などの二つの原水爆禁止世界大会は9日、長崎市内でそれぞれ閉幕の集会を開き、広島から続けた全日程を終えた。

 長崎市民会館であった原水協の閉会総会は7800人が参加。核兵器廃絶運動(ICAN)オーストラリア支部のティルマン・ラフ代表が「核兵器廃絶を確実にするには、核兵器禁止条約の実現が不可欠。各国政府が取り組むよう、圧力をかけていこう」と呼び掛けた。被爆実態に合った原爆症認定行政への転換などを求める決議を採択した。

 原水禁は長崎県立体育館でまとめ集会。原水禁の福山真劫事務局長が「何としても核拡散防止条約(NPT)再検討会議を成功に導こう」と訴えた。参加した2200人は非核三原則の法制化などを訴える大会宣言を採択。会場から爆心地公園まで1・2キロを平和行進した。(金崎由美)


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