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迫力の劇で惨状知る 井口小、女学院大生らを招く '07/8/7

 井口小(西区)は、広島女学院大(東区)の学生らを招き、原爆をテーマにした朗読構成劇「夏草は忘れない」を鑑賞した。舞台で六十二年前の惨劇が再現され、児童らはじっと聞き入った。

 朗読サークル「ブルースカイ」や卒業生ら七人がもんぺ姿で登場。学徒動員で被爆した広島女学院高女(当時)の被災誌「夏雲」を基に、八月六日の生徒の行動やその後の苦難を読み上げ、約二十分間熱演した。

 劇の後は学生から、原爆詩人の峠三吉の「にんげんをかえせ」を手話で学んだ。六年小林華帆さん(12)は「被爆体験は聞いたことがあるが、劇はより臨場感があった。戦争を繰り返さないため、身近なところから考え実行していきたいと強く思った」と語った。(広重久美子)

【写真説明】臨場感いっぱいに朗読を読み上げる大学生の朗読構成劇に聞き入る井口小の児童たち


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