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動員学徒の生活資料で紹介 呉の大和ミュージアム '08/7/24

 原爆の日を前に、動員学徒や女子挺身(ていしん)隊に焦点を当てた企画展「呉へ!戦時下の少年少女たち」が二十三日、呉市宝町の大和ミュージアムで始まった。八月二十五日まで。夏休み期間中は無休で開館時間も延長し、物産展など多彩な催しがある。

 企画展では、呉や広の海軍工廠(こうしょう)などに働き手として集められた生徒、学生らの生活ぶりを約八十点の資料で紹介。当時の日記や、学生時代に動員された画家矢岡壮介氏が描いた工廠や寮の絵もある。

 呉から実家へ帰宅中に被爆した動員学徒も多かったため、原爆投下後まもない広島市内の写真二枚も展示した。企画展の開催中は土、日曜日に語り部のトークイベントも企画している。

 館内では八月末まで、合併町の特産品を集めた「瀬戸内の島々物産展」を開催中で、戦艦大和の千百五十分の一模型などが当たる「大和富くじ」もある。Tel0823(25)3017。(新本恭子)

【写真説明】動員学徒などに焦点を当てた大和ミュージアムの企画展


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