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核廃絶求め署名活動 広島・福山・沖縄の中高一貫3校 '08/7/25

▽26日から広島国連本部に提出へ

 平和をテーマに交流を続ける広島市、福山市、沖縄県の中高一貫校の生徒たちが二十六日から、核保有国に核兵器廃絶を求める街頭署名を共同で始める。一万人分が目標で、秋葉忠利市長に託してこの秋、米ニューヨークの国連本部に届ける計画だ。

 広島女学院(広島市中区)、盈進(福山市)、沖縄尚学(那覇市)の各中・高。二十四日、広島市役所で生徒十二人が記者会見し協力を呼び掛けた。

 交流は昨年、盈進と沖縄尚学が沖縄で「中高生平和サミット」を開いたのを機に始まり、今年、広島女学院が加わった。広島、福山両市でこの三月に開いた「サミット」で、「自分たちができる平和貢献を」と街頭署名のアイデアが出た。先行して広島県内の二校は、既に約三千四百人分を集めている。

 初日の二十六日は、午前と午後の二回、三校の生徒たちが平和を訴える横断幕を手に、広島市中区の平和記念公園や、本通り商店街など四カ所に立つ。秋葉市長も参加する。

 広島女学院高二年丸橋綾子さん(16)=広島市西区=は「同世代の若者が核兵器廃絶について考え、平和を願う被爆者に勇気を与える活動にしたい」と意欲を見せている。二十八日と八月五日にも署名活動を展開する。(金井淳一郎)

【写真説明】核廃絶を求める署名の協力を呼び掛ける高校生たち(広島市役所)


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