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核廃絶の歌声、次代へ 中区でピースウェーブコンサート '08/7/28

 核兵器廃絶への願いを歌声に託す「ピースウェーブコンサート2008」(実行委主催)が二十七日、広島市中区の県民文化センターであった。

 募集に応じた県内の二十三―八十歳の約七十人が、交響曲「五月の歌」など十二曲を歌い上げた。国際的に活躍する三原市出身のマリンバ奏者・古徳景子さん(30)もゲストで参加。原爆投下直後に市内で被爆者を救護した祖父の体験を基に作った「学 GAKU」など八曲を演奏、歌も披露した。

 安佐南区の上野孝子さん(61)は「心に響く歌声で感動した」と話していた。

 コンサートは、一九九五年から毎年参加者を募集して開いてきたが、参加者が固定化されるなどし、次回は名称や内容を変更しての再スタートを検討している。三浦精子実行委員長(72)は「被爆六十五年に向けて、今後、若者など広く市民が参加できる形にしたい」と述べた。(新宅愛)

【写真説明】ステージで美しいハーモニーを響かせる合唱団員


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