広島市中区の平和記念公園で三十一日夜、「ヒロシマ平和の灯のつどい」が営まれ、原爆慰霊碑前は幻想的な光に包まれた。
今年で十回目。公園内で燃え続ける「平和の灯(ともしび)」から採火してともしたろうそくを手に、参加した約二百人が、原爆犠牲者の冥福や核兵器廃絶を願いながら行進した。
市女性団体連絡会議が呼び掛けた。事前に親子連れや留学生などが集まり、ろうろく立てを手作りするなど、市民が気軽に参加できる平和行事として定着している。
【写真説明】核廃絶願う灯の列