中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索
平和の思い新たに 縮景園で供養式 '08/8/2

 広島市中区の縮景園で一日、園内で息絶えた原爆犠牲者を悼む慰霊供養式と平和を願う集いがあった。遺族ら約百五十人が犠牲者の冥福と平和を願った。

 慰霊碑前で黙とうした後、主催者の縮景園原爆犠牲者慰霊供養会の上田宗冏会長が「平和への願いを新たにしていかなければいけない」とあいさつ。幟町中一年の室田宙人君(13)と行村紅花さん(12)は「原爆や平和について知り、伝えることが、広島に生まれ育った私たちの使命」と平和への誓いを読み上げた。

 縮景園では一九八七年八月一日の発掘で、犠牲となった六十四体の遺骨が見つかった。翌年に上田宗箇流家元や地元町内会、縮景園関係者らが供養会を設立し、供養式を毎年開いている。

【写真説明】平和への誓いを読み上げる行村さん(手前左)と室田君(手前右)


MenuTopBackNextLast