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東京の児童が祈りの千羽鶴 平和公園に届く '08/8/5

 東京都昭島市の小学一―三年生計三十四人が作った折り鶴千羽が四日、広島市中区の平和記念公園にある「原爆の子の像」にささげられた。呼び掛けた昭島市の学童指導員で北広島町出身の高木美栄子さん(61)が届けた。

 高木さんは六月から、放課後に児童を預かる市の「マッテマステーション」に勤務。平和の尊さと核兵器の怖さを伝えるため、七月上旬に原爆投下から十年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんを描いた絵本を読み聞かせ、折り鶴作りに取り組んだ。

 二日に帰省し、四日朝に原爆の子の像を訪れた高木さんは「児童に報告し、平和活動に参加した実感を味わってもらいたい」と話していた。(山田祐)

【写真説明】児童が作った折り鶴を原爆の子の像にささげる高木さん


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