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被爆者の声をNZへ発信 広経大生、式典取材しパネル展 '08/8/5

 広島経済大(広島市安佐南区)の学生十二人が六日、平和記念公園(中区)で被爆者や遺族、市民たち百人からメッセージを集める。直後にニュージーランドのクライストチャーチ市である「ヒロシマ・ナガサキ・デー」に参加し、関連イベントとして被爆地の声をパネルで伝える。

 六日は、平和記念式典の出席者から「世界平和を実現するためにあなたができること」をテーマに考えを聞き取る。顔写真も撮影してパネルに仕上げる。

 一行は七―十八日までクライストチャーチ市を訪問。十一、十二の両日に教会でパネル展を開き、被爆地のメッセージと自分たちで撮影した原爆ドーム周辺の写真を展示する。

 これに先立ち、平和団体が開催する九日の「ヒロシマ・ナガサキ・デー」では、現地の人たちとともに原爆犠牲者を追悼し、平和を実現する方策について意見交換する。

 インターネットで海外の平和関連イベントを調べていた学生が、一九七五年から続くクライストチャーチ市の「ヒロシマ・ナガサキ・デー」を知り、参加を決めた。

 三年日野佐江子代表(20)は「報道で伝わるヒロシマだけでなく、そこで暮らす人々の生の声を届けたい」と意気込んでいる。(貞末恭之)

【写真説明】被爆地の声を届けるパネル展の計画を練る日野代表(左から3人目)たち学生


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