原水禁国民会議などと日本原水協などの二つの原水爆禁止世界大会が３〜９日、広島、長崎両市である。５年に１回の核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議を来春に控え、核兵器廃絶の具体策をめぐる議論が焦点となる。

　原水禁などは４〜６日に広島で世界大会。うち４日午後４時４５分から広島グリーンアリーナ（広島市中区）である開会式と、５日午前９時半から県民文化センター（同）で開く平和シンポジウム「ＮＰＴ再検討会議に向けて」は連合、核禁会議と共催する。

　５日午後１時半からアークホテル広島（南区）で開く国際会議は、米国や韓国からのゲストを交え「東北アジアの安全保障と非核化」を議論する。長崎大会は７〜９日。

　原水協などは３〜５日、広島厚生年金会館（中区）で国際会議を開く。「核兵器のない世界を」をテーマに海外の反核団体代表や核実験被災者、エジプト政府代表らとともに全体会議、分科会で討論を重ねる。世界大会・広島は６日午後１時から広島グリーンアリーナで。

　７〜９日は会場を長崎市に移して大会を継続。８日は分科会のほか国際交流フォーラムを開く。（金崎由美）