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非核への思い、灯籠に託す 三良坂で夜のつどい '09/8/8

 三次市三良坂町の三良坂平和公園で「原爆の日」の6日夜、「平和のつどいMIYOSHI2009」が開かれた。会場には850個の灯籠(とうろう)が並び、約500人の来場者は平和や核兵器廃絶への誓いを新たにしていた。

 黙とうの後、三良坂中生徒会の11人が「ヒロシマに生まれた者として これからの未来を担う者として 核兵器を捨てよと世界へ向けて訴えよう」などと市平和非核都市宣言を朗読した。

 会場には市内の園児や小中学生らが作った「今の平和を未来に」「核兵器がなくなるように」などと書かれた灯籠が並んだ。来場者は辺りが暗くなるころ、広島市中区の平和記念公園の「平和の灯」から採火した火で灯籠に点灯。幻想的な光が会場を包み込んだ。

 つどいは、平和について市民一人一人が考えるきっかけにしてもらおうと、市などが主催した。ステージでは熊野町出身の「Mebius」などの3組のミュージシャンが歌声を響かせ、最後は来場者とともに、市人権イメージソング「伝えよう笑顔と心」を合唱した。(余村泰樹)

【写真説明】灯籠の光に包まれる中、ミュージシャンの歌声が響いた平和のつどい


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