原水禁国民会議系の原水爆禁止世界大会実行委員会は十三日、八月の広島大会（四―六日）、長崎大会（七―九日）の概要を発表した。海外の平和運動家を招き、東北アジアの非核化や被爆者支援について話し合う。

　両大会に先立つ三日には大阪市内で国際会議を開催する。米、中、韓からのゲストを交え、北朝鮮の核開発問題や米軍再編など、日本を取り巻く安全保障上の「不安定要因」を議論。地域の非核化を目指す運動ついて意見交換する。

　広島大会は五日、長崎大会は八日に「脱原子力社会を目指して」「ヒバクシャを生まない世界に」など七分科会がある。昨年と同様に、開幕集会（広島四日、長崎七日）と平和シンポジウム（広島五日、長崎八日）は、連合、核禁会議と共催する。（金崎由美）