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広島で被爆者援護学ぶ モンゴル医師、市を訪問 '07/7/14

 モンゴル国立感染症センター結核部長のオユンチェチェグ・ソドノムダルジャ医師が十三日、広島市役所を訪れ、被爆者援護事業の概要を学んだ。

 モンゴル西部地域は、カザフスタンにある旧ソ連のセミパラチンスク核実験場に近い。市原爆被害対策部の松村司部長らと会談したオユンチェチェグさんは「モンゴルの医師には核実験の影響などの知識が少なく、トレーニングが必要。特に放射線量測定の知識を積みたい」などと抱負を語っていた。

 広島県、市などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)の招きで、八月八日まで広島に滞在。広島大原爆放射線医科学研究所(南区)や放射線影響研究所(同)などで、放射線の人体影響などについて理解を深める。(森田裕美)

【写真説明】広島市原対部で被爆者援護事業について聞くオユンチェチェグさん<左>


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