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「平和の歌」友とつくる 広島の伴小・伴中・沼田高・修道大 '07/8/1

 「平和の歌」をテーマにした大学と小中学校、高校の連携フォーラムが七日午後二時から、広島市安佐南区の広島修道大である。同大法学部が呼び掛け、地域の伴小、伴中、沼田高が参加する。児童や生徒たちは、中国新聞に連載中の「ひろしま国 10代がつくる平和新聞」の創刊号(一月二十九日付)を読んで作った平和の歌詞を発表する。

 伴小の六年生三クラスは六月初めから総合的な学習の時間を使い、「青い空は」など既存の曲に合わせた歌詞をグループごとに考えた。「アオギリのうた」のメロディーにのせ「たくさんたくさんがんばって家族が増えたんだね よかったね」などの詞を作った増田侑弥君(12)は「さびのところに、なかなかうまく言葉が合わなかった」と苦労を話す。フォーラムではクラスごとに計三曲を歌う。

 修道大は国際政治学科入門ゼミの一年生約四十人が、一人ずつ歌詞を作り、互選で四つを選んだ。スクリーンに平和をイメージした画像を映すなどしながら朗読する。森田章嗣さん(18)は「読むだけの自己満足にせず、伝えられるような発表にしたい」と準備に余念がない。

 フォーラムは「平和の歌詞をつくる(仮題)」と銘打ち、修道大七号館学術ホールで開く。約一時間の発表の後、パネリストらによる意見交換会もある。自由に参加できる。(吉原圭介)

【写真説明】平和の歌詞を紙に書き出す伴小の児童


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