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被爆記憶の継承誓う◆福山 '07/8/7

 福山市出身の犠牲者を悼む慰霊式は、霞町の中央公園敷地内にある市原爆死没者慰霊碑前であった。市原爆被害者の会(七百六十七人)が主催し、被爆者や被爆二世、遺族たち約百三十人が参列した。鐘の音に合わせて黙とうし、水や花を慰霊碑にささげた。

 今年十九回目。死没者名簿には、新たに三十一人を加えた八百七人の名前が記され、慰霊碑に納められた。

 追悼の言葉を述べた池尻博会長(82)は、久間章生前防衛相の発言について「被爆者の怒りはとどまることなく、許すことはできません」と指摘した。会は七月に「被爆者二世の部会」「語り部の部会」を結成。活動の継続と記憶の継承に取り組む。(伊藤敬子)


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