緑井小(安佐南区)では、児童や保護者ら約三百人が校区内に住む被爆者の川手哲さん(78)の体験を聞く「平和の集い」を開いた。
中区江波の会社に勤めていた川手さんは、朝礼が終わって持ち場に戻ろうとした瞬間に被爆。自宅がある緑井に帰る際、目にした光景を「火の海で散々だった。人の皮膚はただれて無残な姿だった」と語った。
四年生の玉越穂佳さん(9)は「今日聞いたことを忘れずに、平和学習をちゃんとしたい」と話していた。(友岡真彦)