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核拡散憂い遺族ら焼香 ◆庄原 '07/8/7

 原爆投下直後に臨時病院が設置された庄原市山内町、旧山内西国民学校(現山内小)近くの原爆犠牲者慰霊碑の前で慰霊祭があった。遺族や地域住民百三十人が参列した。

 慰霊祭の実行委員長で、山内地区社会福祉協議会の菟原元樹会長(71)が「平和への願いと逆行し、核兵器を所有する国が増えているのは見逃せない。気持ちを新たに核廃絶を訴えていきたい」と追悼の辞を述べた。続いて参列者が焼香した。

 弟が同国民学校で亡くなった福山市大門町の徳永敬一さん(88)は「地元の方々に慰霊を続けていただき、弟も喜んでいるでしょう」と話していた。(梨本晶夫)


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