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甲子園入りした広陵ナインも宿舎で黙とう '07/8/7

 全国高校野球選手権に出場する広島代表の広陵ナインは六日、宿泊先の大阪市内のホテルで広島に向かって黙とうし、原爆犠牲者の冥福を祈った。

 ベンチ入りメンバーやマネジャーら二十五人が朝食後、ホテル敷地内の通路に整列。原爆投下の八時十五分、松元信義総監督(62)の合図で一分間、黙とうした。生まれて間もなく父親を原爆で亡くした松元総監督は「戦争を知らない世代の選手たちだが、平和への思いを受け継いでほしい」と話した。祖母が被爆した岡田和馬捕手(17)は「多くの人たちの苦しみの上に今の平和がある。野球に専念できる幸せを忘れてはいけない」と表情を引き締めていた。


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