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毒ガス被害のイラン人検診 '07/8/7

 平和記念式典に参加したイランの毒ガス被害者四人が広島市東区の医院で、肺への後遺症を調べる検査を受けた。

 イラン化学兵器被害者支援協会(SCWVS)の一行十一人は式典後、特定非営利活動法人(NPO法人)「モーストの会」理事で呼吸器科専門医の津谷隆史さん(52)の医院を訪問。呼吸困難などに苦しむ四人が検査を受けた。津谷さんは「毒ガスによって気管が狭まる症状が目立つ」と診断。イラン・イラク戦争中の一九八七年、二歳で毒ガス被害を受けた大学生ハミデー・バヒードさん(23)は「医療交流が進んでほしい」と話していた。


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