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広響、鎮魂のハーモニー 平和の夕べコンサート '07/8/7

 被爆の原点を見つめる広島交響楽団の「平和の夕べ」コンサート=写真=が六日、中区の広島国際会議場であった。中国新聞社などの主催。

 秋山和慶音楽監督の指揮。医師だった故原田東岷・広響元理事長の詩に曲をつけた「世界の命=広島の心」、モーツァルトの交響曲第四十番、團伊玖磨の交響曲第六番「HIROSHIMA」を演奏した。

 秋葉忠利市長による英語での平和宣言で開演。ひろしまオペラルネッサンス合唱団が、廃虚から生まれた生命賛歌を披露した。

 團の交響曲には、横笛の赤尾三千子、ソプラノの佐藤しのぶが参加。広島の風土と人々の姿を織り込んだ再生の物語をダイナミックに響かせ、約八百人が耳を傾けた。(片山明子)

【写真説明】「平和の夕べ」コンサートで演奏する広響と合唱団


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