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札幌原爆展に4052人 サミット首脳、来場せず '08/7/23

 広島市は二十二日、今月初旬の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に合わせて札幌市で開催した「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」に、約四千人が訪れたと発表した。市などが要請していたサミット参加国・機関の首脳の見学はなかった。

 長崎市などとの共催で、会場は札幌市役所市民ロビーで被爆の惨状を伝える写真や遺品約六十点を展示した。六月二十九日―七月十日の期間中に、四千五十二人が来場した。

 サミットに合わせた原爆展は、二〇〇〇年七月の沖縄県糸満市に続いて二回目。当時は十四日間で約六千人で、同じくサミット参加国・機関の首脳の視察はなかった。

 秋葉忠利市長は、記者会見で「各国首脳や政府関係者には機会あるごとに広島を訪問するよう働きかけていく」と述べた。(金井淳一郎)


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